2007-02-04 12:43:44
防空壕にて [ ブログ ]
昨日の中島さんとのお話について。
中島さんはお話中、急に質問をしてくるから気が抜けない。
1時間以上に渡るお話の中で、一番印象的だったもの。
・「尊敬している日本人は誰?」
咄嗟に出てくる質問に返すというのは、至難の業である。
僕には尊敬している日本人がいない。
政治家になりたいというと、「尊敬している政治家は誰?」と聞かれることも多いし、
その度「いません」というと少しがっかりされる。
なので「吉田茂」と言ってみたり、「齋藤隆夫」と言ってみたりするが、どれも実はピンとこないのであって、だいたい尊敬する人間自体、過去にも現在にも、僕はほとんどいない。
あえて言うならソクラテスだが、日本人ではないので言えず。
尊敬する人がいない、というのは不幸なことと思われるかも知れないが、
僕はそう思っていない。過去にも今にもすごいなあと思う人はいるし、日々色んな人に会って、本当に魅力的な人が政治家でもそれ以外でもたくさんいる。年齢が下の奴だってたくさんいる。
僕の中では「尊敬」は「この人みたいになりたい」ということなのだが、
「この人みたいになりたい」では、その人を超えることが出来ない気がするし、
どんな人にも必ず存在する「駄目なところ」を見てしまうと、その人の良いところも評価が下がってしまう。
色々な人の色々な良いところを真似して、オリジナルにしていく。
それが僕の生きかただと思っているから、「尊敬する人はいない」ということになる。
(ソクラテスは何故か例外)
しかしながら、冒頭の問いに答えられないということは、やはり損をする。というのも、世の中には「尊敬する人」に誰を挙げるかで、その人を評価する人もいるという点と、そもそも「尊敬する人」がいないということで、大した人間でない、と外国人に思われてしまうことが多いからである。
なので、これからは、例えば大昔の日本人なら誰々で、明治以降なら誰々で、今活躍している人なら誰々、この国の人なら誰々…という風に喋れるようにしたいと思う。
「心から尊敬できる人をつくりなさい」
さて、誰にしようかな。
その他、
「美しい国だけじゃ駄目だ、美しくたって強くなきゃ意味がない。」
「世界で最も反日なのは、中国でも韓国でもなくて、日本なんだ。」
「度胸ってのは、決断と実行だ」
「『人脈』は財産だ」
「日本人は、本当に多くの国に尊敬されている。それを、日本人自身が貶めている。
日本人が馬鹿じゃ、アジアが駄目になる。」
「馬鹿にも色々あるが、日本人の馬鹿は「無知」だ。知らないことは罪だ。」
「我々はみんな馬鹿なんだ。人間には分からないことがたくさんある。科学技術は、ほんの少しのことしか分からない。微々たるものだ。」
「右も左も、色んな本を読んで色んなことを比較して、考えないといけない。」
そして僕が常々思っていたこと、とても心に残った一言。
「外交は政府がやるもんじゃない。国民がやるものだ。」
難しくて分からない話もたくさんあったが、この一言が日本とインドネシアの外交を支えた人から聞けたのは、大きなことだった。
日本の外交の一番弱いところは、外務省や政治家だけが外交をやるんだと思っている国民の意識にある。そこを変えないと、国際社会で勝ち残っていくことなんて出来ない。
防空壕は寒かったけど、何か熱いものをもらった気がした。良い話だった。
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